Digi Intl. epca ドライバ ------------------------ Linux 用 Digi Intl. epca ドライバは、次のボードをサポートします。 Digi PC/Xem, PC/Xr, PC/Xe, PC/Xi, PC/Xeve Digi EISA/Xem, PCI/Xem, PCI/Xr 制限事項 -------- 現在のところ、ドライバは、サポート済み PCI ボードの自動検出しかおこない ません。 Linux MAKEDEV コマンドは、Digiboard デバイスの生成をサポートしません。 EISA および PC シリーズのカードをセットアップする digiConfig をユーザが 実行すると、自動的にデバイスノードが作成されます (~CLOCAL に対しては cud??, CLOCAL に対しては ttyD?? です)。LILO プロンプトからボードをブート させたい場合、もしくは PCI カードからブートさせる場合、必要なノードを 作成するのに buildDIGI を使用してもよいでしょう。 メモ ---- このドライバを LILO で設定してもかまいません。既に digiConfig を使って ドライバを設定済みの場合、LILO による設定は、以前の設定を上書きします。 複数の LILO コマンドラインを発行することにより、複数のボードを設定する こともできます。例については、このドキュメントの末尾を参照してください。 デバイス名は 0 から開始し、上昇していきます。以前の Digi ドライバはデバ イス名を 1 から始めていたので、この点には注意してください。 PCI ボードは、ドライバにより自動検出され、設定がおこなわれます。PCI ボードは、最も低位の PCI スロットを最初として、(内部的に) デバイス番号 が割り当てられます。別の言い方をすると、スロット 3 に挿さっている PCI カードは、スロット 1 に挿さっている PCI カードよりも、常に高位のデバイス ノードを持つことになります。 LILO 設定例 ----------- LILO append コマンドを使い、カンマ区切りの識別子または整数で構成される 文字列で、サポート済みボードの設定をおこなうことができます。6 つの値は、 順番に次のとおりです。 [1] このカードの有効(Enable)/無効(Disable)、または上書き(Override)。 [2] カードのタイプ。 0: PC/Xe (AccelePort) 1: PC/Xeve 2: PC/Xem または PC/Xr 3: EISA/Xem 4: PC/64Xe 5: PC/Xi [3] 代替ピン割当ての有効(Enable)/無効(Disable)。 [4] このボードのポート数。 [5] カードに設定する I/O ポート (文字列識別子を使う場合は 16 進数)。 [6] メモリウィンドウのベース (文字列識別子を使う場合は 16 進数)。 注意: PCI ボードは、自動検出され、設定されます。LILO の append コマ ンドで PCI ボードを設定しようとしないでください。以前の設定データ (digiConfig で設定されたもの) を上書きしたいが、他の特定のカードを設定 したくない場合 (システムに PCI カードが複数ある場合などがその例)、次の 上書きコマンドでその意図が達せられます。 append="digi=2" 例: append="digiepca=E,PC/Xe,D,16,200,D0000" または append="digi=1,0,0,16,512,851968" サポートツール -------------- サポートツールには、digiDload, digiConfig, buildPCI, ditty があります。 詳細については /usr/src/linux/Documentation/README.epca.dir/user.doc を 参照してください。注意:このドライバは、使用に先立ち、digiDload が実行 されることを要求します。これをおこなわないと、ENODEV エラーになります。 最新バージョンのツールパッケージは次の場所にあります。 ftp://ftp.dgii.com/drivers/linux/released/async/ 文書 ---- この製品に関する完全な文書は、ツールパッケージ内にあります。 情報源とサポート ---------------- この製品用の Digi Intl. サポートサイト: digilnux@dgii.com 関連情報および Digi Intl. 製品をサポートする他のドライバに関する情報: FTP: ftp://dgii.com Web ページ: http://www.dgii.com Web ページ: http://lameter.com/digi 謝辞 ---- この作業 (および文書) の多くは、オリジナルのパブリックドメイン DigiBoard ドライバ (Copyright (C) 1994,1995 Troy De Jongh) に対応する類似文書からの ものです。オリジナルの文書を著し、貢献をおこなった Christoph Lameter (christoph@lameter.com) と Mike McLagan (mike.mclagan@linux.org) に大いに 感謝致します。